先日、ネットをちらちら見ていたら利用者用のカートを設置した、とのブログがありました。それを読んで、ふと、昔、勤めていた公共図書館を思い出しました。「そういえば、利用者用カートを設置して好評だったなぁ~」と。
現在、我が大学図書館には、そういった利用者が自由に使えるカートやカゴ、あるいはブックトラックは設置していません。過去、そういうものを設置した経験がある僕でさえ、「設置しよう」という発想が出てこなかったのが恥ずかしい限りですが、長く同じ環境にいる方達にとっては、なおさら発想が出てこないのかもしれません。(本当はそれではイカンのだけれども)
以下、つらつらと設置に関して目的や方法などを書いてみようと思います。
1.目的
大学図書館の場合、公共図書館とは違う特有の資料群があります。それは製本雑誌です。そして学生や教員が、過去の研究論文などを調査して利用するために、製本雑誌から必要な論文をコピー(複写)する訳ですが、該当する論文が多ければ多いほど、手に取りコピー機まで持ち運ぶ冊数は大量になっていきます。
2、3冊重ねるだけで漬物石にもなろうかという製本雑誌をあっちへ行ったりこっちへ行ったり手に持ちながら移動するのは、腕の筋肉が鍛えられるだけですし、それに疲れ切ってしまっては、勉強や研究どころではありません。(たぶん)
国として女性研究者育成に力を入れ支援している状況もありますから、利用者用ブックトラックなんかを設置して、ぜひ活用してもらいましょう。(腕力アップが目的の方はこの限りではありません・・・。あっ、背筋も鍛わるかもね)
2.方法
まずは、自由に使えるブックトラックやカゴ、カートなどを調達。これが無いことには始まりません。次にこれを設置する場所、でしょうか。複数台設置しようとすると結構場所をとります。また、館内の複数個所に設置するといいかもしれません。スーパーマーケットのように、入口や商品(製本雑誌やコピー機)が置いてある場所など。もちろん使い終わった後は、元の場所に戻してもらいます。(無料の貸し自転車みたい・・・)
3.その他
特にブックトラックやカートですが、移動させるのに不都合な段差や階段があると不都合です。最近の図書館ならバリアフリー構造で大丈夫だと思いますが、古い図書館になるとフラットな構造じゃなくて、行けない場所が出てきてしまうかもしれないですね。注意点としては、この点があるでしょうか。
その他、書架で本を探している間、ブックトラックなんかを書架間にもっていくと他の利用者に迷惑かな。まぁ、大学図書館の場合、製本雑誌がある書庫とかの利用を想定すれば、利用者としては通常開架よりは少ないので、その辺はなんとかクリア?
細かいこといえば、ブックトラックの扱いに慣れてない人が使うと、倒れたり他の利用者にぶつかったりして危ない、というのはあるかもしれません。あと書架とかにぶつけて傷を付けちゃうとかね。
図書館に復帰した際は、簡単に出来そうなことだし提案してみようっと。
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