大学内では、人事課等が職員向けに各種の研修を実施しています。
僕は、昨年度から学内の新人向け研修を考える担当委員となったこともあり、学内で実施する研修について、どういったものが職員にとって本当にためになるのか、研修を受ける職員が真剣に学ぼうとするのか、ということを考えてきました。そんな中で思いついたのは、各部署が実施している業務内容の説明会や、各部署が専門的に扱っている業務内容の説明会を実施してはどうか、ということです。
各部署が実施している業務内容の説明会
入職してすぐの新人職員はもとより、10年以上の経験がある中堅職員であっても、他部署がどのような業務を実施(担当)しているのか、ということは、漠然と大まかに理解していたとしても、その詳細はよくわからないものです。これによって横の連携が取れず、業務効率が悪くなったり、あるいは学生や教員に対するサービス面の低下や、あるいは、他部署へ迷惑をかけることも考えられます。
また、このような横の連携のみならず、職員自身のキャリアアップを考えた場合、他の業務が大学にとってどのような役割を担っているのか等を理解することで、「あの部署の業務をやってみたい」「あの分野の経験を積みたい」など、異動部署についても積極的に希望することができると思います。
各部署が専門的に扱っている業務内容の説明会(研修会)
各職員の能力アップを計り、個々人の学生や教員のサポートをより充実させ、また、大学経営等の推進においても全体的底上げを考えるには、この「専門的に扱っている業務内容」に関する説明会なり研修会が、大切になってくるだろうと思います。
例えば、人事や給与を扱う部署が実施するものであれば、「給与明細の読み方」でもいいと思います。またこれに絡めて、源泉徴収される税金や年金、社会保険等について、その法的根拠や算定方法なども説明してもいいでしょう。また、職員評価のあり方や実際に実施されている内容、異動部署がどうやって決まるのか、などなど色々あると思います。
また、財務課であれば、学内予算の仕組みや、法人会計の仕組みなどの研修会が考えられますし、研究分野を扱う部署であれば、外部研究資金にはどういったものがあるのか、教学部署であれば、先生方の組織構成(教授会等)や意思決定の仕組みなどの説明会、調達部署であれば、調達決定や業者選定の方法など、その学内規程や法律面なども含めて、様々な説明会・研修会が考えられます。
さてじゃあ、図書館ではどういった説明会や研修会が考えられるのか?、というのが本題。以下、思いついたものを並べてみたいと思います。※あくまで職員向けであって、利用者向けではない点に注意が必要。
その1 業務内容の説明会
- 大学図書館の役割
- 本学図書館の概要(歴史、規模、各種統計)
- どのようなサービスを学生・教職員に提供しているのか
- 実際の業務内容(選書、目録作成、システム関連、カウンター業務、職員配置 等)
- 国内・海外の大学図書館事情
その2 専門的に扱っている分野の研修会
- 各種データベース(内容、最近の動向など。利用方法の説明は最小限にとどめる)
- 電子ジャーナル(内容、シリアルクライシス、最近の動向など。利用方法の説明は最小限にとどめる)
- 著作権(内容、仕事に係る部分を中心、その他として今ならGoogle Booksとか)
他にもあると思うけど、ひとまずこんな感じでしょうか。
図書館に限らずこのようなものを各部署で年間数回実施すれば、職員間の交流や意見交換などもでき、有意義な時間が持てるように思います。また、参加者については、他部署の業務に興味があれば参加するだろうし、自分が担当する業務に係る分野であれば、より積極的に参加するだろうと思います。
そして、日々の業務の中で役立つことであれば、自然と身に付いていくでしょうね。(ありきたりの強制的な研修で日々の業務で使わないようなものだと数日で頭の中から消えていきますが)
とまぁ、今回の話題についてはこの辺で終わりにしましょうかね。
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