【論文】WWW上のOPACにおける既知事項検索の諸問題

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上田修一, 吉野貴庸, 石田栄美, 倉田敬子, WWW上のOPACにおける既知事項検索の諸問題, Library and Information Science, No.41, p1-15, 1999

Webで公開されている大学図書館のOPACを対象に,書名検索,著者名検索を行い検索対象とした資料がヒットするかどうか調査した実験報告。対象としたOPACは,計15種類(計15大学図書館)で,以下の3ケースで調査した。

  1. 日本語訳の図書
  2. 長い書名で副題を含む図
  3. 日本人著者名(同名異人,異表記)

各ケースにおいて用いる検索語は,利用者が検索する際に用いると思われる組み合わせを複数設定し,それぞれの組み合わせごとの検索結果を検証している。(例:書名が『電子図書館の神話』であれば,"電子図書館の神話","電子図書館 神話"等) 結果は以下の通り。

  1. Aのケースにおいて,検索語の組み合わせすべてで該当資料がヒットしたOPACは3種類のみであった。
  2. いくつかのOPACは,わずかな検索語の組み合わせでしか該当資料をヒットさせることができず,非常に検索効率が悪い。
  3. 同じ検索語の組み合わせを用いて検索しても,OPACごとに違う結果が返ってくる。

これらは,以下の原因が考えられる。

  1. OPAC用データベースの標準となる構造や索引スシステムが確立していない。
  2. 標準となるOPAC検索procedure(手順)が開発されていない。
  3. 現在のOPACは,従来の目録法(カード目録)とオンライン検索システムが混在したものとなっている。

以上から,OPAC独自の仕組みや検索procedure(手順)を開発する必要がある,と結論づけている。

 

Ref:

http://wwwsoc.nii.ac.jp/mslis/pdf/LIS41001.pdf

 

 

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このページは、BeLiberが2009年5月22日 18:11に書いたブログ記事です。

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