もうぬげない
「ぼくのふくが ひっかかって ぬげなくなって もう どのくらい たったのかしら」 ふくが ぬげなくたって なんとかなる だいじょうぶ?
子供のころに誰でも経験したこと,そして子供を育てているお父さん,お母さんなら,誰でも経験したこと。そんなことをコミカルなイラストでクスっと笑わせてくれます。特に脇役?「おかあさん」の仕草が最高です。「わかるわかる」とすごく同感しちゃいます。子供と一緒にお母さん&お父さんも楽しめる絵本です。(親のほうが楽しいかも?) おススメの絵本です。
作者のヨシタケシンスケさんは,『りんごかもしれない』でMOE絵本屋さん大賞第1位と第61回産経児童出版文化賞美術賞を受賞。『ぼくのニセモノをつくるには』は第2回長野県本屋大賞CONTEMPORARY部門を受賞しています。筑波大学出身なんですね。僕と年齢も近くて親近感が湧きました。
ヨシタケさんの作品『なつみはなんにでもなれる』も児童書紹介に書いたのでご興味があればご覧ください。
(Book Information)
ヨシタケシンスケ(作),ブロンズ新社,2015,28p,23cm×18cm
ISBN: 978-4893096098
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